◆経験が無くても表現はできる。

ニッポンランナーズのSヘッドコーチから昨年12月の突貫ランの最中にSTAP細胞について話題にしました。すると研究というところからSヘッドより小説「ジェノサイド」を紹介いただき、興味魅かれる内容だったので翌日本屋に買いに行きました。そして、正月休みに上巻を読み、22日の出張の移動時間を大いに利用して下巻を昨日読み終えました。読者ごとに色々な感想を持つ本だと思いますが、自分は10年近く創薬研究に携わっていたこともあり、有機合成の描写がとても細かく書かれていることに何か感動!を覚えました。作者の高野さんの略歴を見る限り有機合成創薬研究)の経験はなく、よくここまで描けるなーと感心しました。

自分の今の仕事(品質保証)は幅広い専門分野を扱うので、経験の無い事(イメージを浮かべることができない事)にも適格な判断が要求されます。一方で、経験が無いからと言って逃げるもできません。経験の無さは、やる気(強い意図)で今後もカバーしていきます。

ジェノサイド

ジェノサイド