◆隠蔽は全て公開することが大事。

文庫化されるのを待っていた池井戸潤さんの「銀翼のイカロス」を読み終えました。元旦から読み始め、ほぼ毎日就寝前に20分前後読むペースで読んで行きましたが、ラストに近づくにつれ続きが早く見たくなりました。そこで、昨晩ダラダラとスマホやテレビを見ることなく一気に100ページほど読み進めて完読しました。数ヶ月経ってから、もう1回読みたいと思ってます。

とにかく面白かったの一言につきるのですが、今回は半沢直樹より頭取の中野渡の描写が印象に残りました。経営者であるとともに一人のバンカーして正義を貫く姿勢に、胸を打つものがありました。隠蔽がわかった時点で、隠蔽を続けるのではなくそれをすべて公開して、然るべき責任を取る。死んで闇に葬る方が楽と言えば楽だが、その方法は選んではいけないのだと改めて思いました。