■事実:オレたち花のバブル組を読んだ。
◆発見:嘘はいずればれる。
●教訓:覚悟して嘘をつけ!
★宣言:私は嘘に責任を持っている人間です。

背景


作者の池井戸潤さんは最近直木賞を「下町ロケット」で取りましたが、職場の上司が「空飛ぶタイヤ」を貸してくれてそれがとても面白く、受賞以前に知っていました。今回あえて受賞作の下町ロケットではなく、これまでの著作の一つである上記の本を読んでみました。

空飛ぶタイヤでは自動車メーカーの品質保証部による隠蔽工作を描いていました。今回は池井戸さんのバックグランドでもある銀行の隠蔽です。私利欲望と正義への葛藤。サラリーマンの自分にはとても身近に感じられる内容で、物語の中に自然に引き込まれていきました。

嘘をつかずに正直ベースでやっていきたいのは誰もが本性として持っていると思います。でも、現実はそうも行かず、時には嘘も必要になる。でも、一度嘘をつくとそのつじつまを合わせるために、ある意味無駄な労力が必要になってくる。嘘をつくのもいいけど、軽々しくつくと飛んだ所で痛いしっぺ返しを喰う。

途切れ途切れで読んだため人物関係がもう一つ整理できてないので、もう一度読み直してみたいと思います。