◆病み上がりは内臓の機能も低下する。

今年のつくばマラソンは、今までに経験したことがない爽快感とともに3時間27分で完走しました。というのも、1週間前によもやの風邪をひいてしまいました。10月の中旬に1回ひいたのでもう大丈夫だろうと油断していたのかもしれません。11月17日の土曜日は朝から胃腸の調子がすぐれず、夕方になると喉痛が発生。まさかと思いながら葛根湯を飲んで21時には就寝。喉痛は一晩でひきましたが、微熱が続き11月22日には会社を午後半休して病院に行くはめに。翌日は勤労感謝の日で一日家で休養できたこともあり、微熱は完全にひいて土曜日は走る気力が湧いてきました。そこで出走することを決めて、こんな病み上がりの状態でどんなの走りができるかに興味というか目標を置くことにしました。

最初の5キロは23分弱で入り少し息苦しさを感じたので、5キロを23分45秒あたりとするペースに設定してその先を行くことにしました。風邪による脚力の低下はあまり感じなかったのですが、内臓の機能が予想外に落ちていて何かモノを食べると胃が張ってしまい、それがきつかったです。また、トイレが近くなり2回も寄りました。結局36キロの口ノ橋を越えてK西コーチやニッポンランナーズの仲間の声援に手を挙げて応えると、気合が入るのではなく逆にここまで来れたことにホッとして脱力してしまう有様。その後は一気にペースダウンし、キロ5分半ペースまで落ちました。36キロ以降は、ニッポンランナーズの仲間にこれ程追い抜かれたレースは記憶にないというぐらいの走りになりました。

こんな調整失敗のレースは二度としたくありませんが、攻めの走り(今の実力は100%出す)をして3時間半を切るタイムで完走できたことは予想外でした。その点で、不思議な爽快感にゴール後は包まれていました。とにかく、惨めな走りになることを恐れずにスタートラインに立ち、途中リタイヤもせず完走したことは承認したいと思います。