永遠の別れに思う

◆いつ死ぬかは、時の運。

Iさんが50歳という若さで他界した旨を、奥様からの喪中ハガキで知りました。Iさんは、一番最初に勤務したY社時代に知り合った人です。入社して2年目の時に共同研究先の母校(大学)に2ヶ月出張となり、そこの研究室で一番身の回りのお世話をしてもらった院生(当時修士2年生)でした。大学生にして絶妙な気配りのできる人で、年下ながら見習うところが多々あり、尊敬の念も持っていました。Iさんは大学院を出た後は、親との約束を果たすべく、家業を継ぐため故郷の気仙沼に戻りました。縁あってその3年後、再び3ヶ月間で同じ研究室に出張になった時は、気仙沼から仙台まで会いに来てくれ、夜の国分町で飲みました。それ以後は、年賀状のやり取りのみとなっていました。そんな思い出の多いIさんだったので、ブログに少し書き残しておきたいと思いました。
一方で、50歳も超えてくると、永遠にお別れになる人が、徐々に増えてきました。今年は大学の恩師、義兄。お別れの知らせを聞く度に、いつかはその日が来ると覚悟はできているので、ずっと引きずることは無いです。どちらが先に逝くかの順番は、時の運。ただ、くれぐれも親より先には死なないよう、自分の中で強く誓っています。