命のバトンリレー 1つ完了

◆命の順番で見送ることが大事。

4月24日が父親の命日となりました。87歳の生涯でした。昨年末に腹痛で入院して以来、体力の低下が進んでいることを母親から聞いていたので、4月に再入院の知らせを聞いてある程度の覚悟はしていました。母親から父親の容体急変を聞いた時も大きな動揺は無かったですが、病院に到着した時は息はありませんでした。コロナウィルスの蔓延により入院中の見舞いが一切できず、最期の時に直接話ができなかったことが後悔と言えば後悔です。父親なりに話したかったことがあったと想像しています。
一方で、4月30日に無事、父親の葬式を行えたことにホッとしている自分もいます。こちらの方が大きいかもしれないです。そのせいかもしれませんが、葬儀中に涙は溢れてきませんでした。というのも大学の研究室の同期が5年前に亡くなり、その通夜に参列した際にその同期の親御さんと少し会話しました。その時にたくさん話したわけではありませんが、親御さんの子供に先立たれた無念さをすごく感じました。その時以来、親より絶対に先に死んではならない、と強く心に誓いました。命のバトンリレーの順番を間違ってはいけないと… まだ母親(83歳)は健在で父親より長生きすることは間違いなさそうなので、この先色々な悩み事やストレスフルな事が待ち受けていると思いますが、自分の健康にはしっかりと責任をもって乗り越え母親の最期を迎えるようにします。