■事実:博士の愛した数式を読んだ。
◆発見:小説からも学びはある。
●教訓:乱読せよ!
★宣言:私は色んな分野の本を読んでいる人間です。

背景


千田さんの本に書いてあった「すばらしい小説はすばらしいビジネス書である」に触発され、久しぶりに小説が読んでみようと近くの図書館に入りました。そして、文庫本コーナーで「あ行」から眺めていたときに目に止まったのがこの本。映画化されている位だから、きっと面白いに違いないという軽い気持ちで手に取り貸出カウンターに行きました。

読んでいる最中から、作者の小川さんの数学に関する知識というか取材というかそれに感心しました。友愛数とか完全数とか多分初めて聞きました。その他受験の数学に出てきそうな話がいくつか書いてあり、数学の奥深さ(面白さ)を垣間見た思いです。

一方、個人的に結構はまってしまったのが阪神タイガースに関連する描写です。1992年にヤクルトと優勝を争ったペナントレースに関してよく書かれていて、作者は絶対に阪神ファンだろうと感じました。読んだ後Wikipediaで調べたら、案の定阪神ファンであるとの記載がありちょっとうれしくなりました。ただ、野球に疎い人が読むと退屈する部分かもしれないですね。

とにかく、この本が今年の年末年始休暇のハイライトです。

博士の愛した数式 (新潮文庫)

博士の愛した数式 (新潮文庫)