◆小説は現実逃避させてくれる。

最近、小説は自分で買わずに図書館で借りてます。こなす読書のための本は身銭を切るべきと考えていて買うようにしていますが、楽しむための読書(小説)は図書館で借りて自分の手元に置いてまた読んでみたいと感じるようであれば買う、というスタンスです。

そんな中、直近で借りたのは「獅子のごとく」。上巻を読みだしたら予想外に面白く、和歌山への出張中の飛行機の中もひたすら読んでました。あと1週間で下巻も絶対読み切ろうと思ってます(返却日が11月18日のため)。作者の黒木亮さんの小説は「冬の喝采」が初めて読んだ作品です。これは黒木さんが箱根駅伝に出場し活躍するまでを描いた自叙伝的な内容だったので、他の作品を一つは読んでみたいと思ってました。獅子のごとくには架空と実際の人物や場所が入り込んで描かれていて、時々フィクションであることを忘れてしまいます。勝ちにこだわる主人公の逢坂丹が負けて転落人生を歩むのか、はたまた勝ち切り勝者として人生を全うすることになるのか楽しみです。