■事実:長宗我部を読んだ。
◆発見:子は親のコピーではない。
●教訓:親は親、子は子!
★宣言:私は子供を一個人として扱っている父親です。

背景


購読しているトップポイントのワンポイントレビューに載っていて、そういえば四国にそんな大名がいたけど名前しか知らないなーという感じで、知的好奇心のみに引き寄せられ読んでみました。そんな感じだったのでほとんど飛ばし読みはせず、最初からじっくりと読んで行ったので、読破するのに結局1ヶ月近くかかりました。

四国統一を成し遂げた元親が歴史的には一番有名なのかもしれませんが、自分はその息子の盛親が関ヶ原の戦いで西側に付いて敗れ、さらには大坂の陣でも敗れ長宗我部の本流が途絶えてしまうまでの話が一番印象に残りました。それによって、明治時代になるまでその子孫は長宗我部と名乗ることができなくなってしまったわけで、そういうことを盛親は全く考えもしなかったのでしょう。

親の七光りという言葉はありますが、必ずしもその子供は親以上のことを成し遂げるとは限らない。1人の全く別の人間として子供というものを見ないといけないと改めて思いました。

長宗我部 (文春文庫)

長宗我部 (文春文庫)