学び多き新盆

◆当たり前な事は、案外できていない。

昨日は新盆に参加しました。横浜の実家に僧侶の方をお招きし、15時から開始されました。盆の意味合いを東北大学のE-ラーニングで勉強していたので、僧侶の方が話すことの一つ一つが自分の中にすんなりと入ってきました。母親は仏具屋に言われる通りに仏壇を飾ったらしいのですが、仏壇に飾るものやその置き場所は僧侶の方からすると結構いい加減になっていて、その一つ一つを丁寧に説明し修正してもらいました。特に、仏壇の中にある阿弥陀様の掛け軸の位置が僧侶の方と同じ目線の高さになってしまうことがいの一番に気にいらない点であることを言われました。それは、拝む人が見上げる位置に本来無ければならないとのこと。言われると当たり前なことだと思いますが、そこに誰も気が付かなかったわけですから素直に聞き入れるほかありませんでした。掛け軸をのせる金具を目一杯に伸ばし、座る椅子をより低いものに変えることでなんとかOKをもらいました。
あと印象に残ったことは、お経を僧侶の方と一緒に読んだことでした。これまでの法事では無かったことです。配布されたお経(コピー)の横には読み仮名の他に唱え方?を示す記号(ー、ニなど)が振られていて、それに従って漢字を伸ばして発音します。全部で5ページほどあるお経でしたが、予想よりも退屈せず音読することができました。そのコピーは次の法事(1周忌)にまた使用するとのことで、保管しておくようにも言われました。
とにかく東北大学のE-ラーニングのおかげで、これまで漠然と参加してきた法事が自分にとっても興味あるものになったことを感じた一日でした。