memento mori-死を想え- 実りある内容でした

◆専門分野外の話は、自分の幅を広げる。

gaccoのオンライン講座を久しぶりに受講しました。講座は「memento mori-死を想え-」。現代日本人の死の文化を中心に、「死」について考えるという内容です。自分の母校である東北大学の教授が講師をしているので、以前から興味は持っていたのですが、父親が4月に亡くなったこともあり、人の死について改めて学んでみたくなり受講を申し込みました。父親の死後、告別式・初七日・四十九日を経験し、来週15日に初盆を迎えます。父親の家は浄土真宗大谷派)で、そのやり方に沿って粛々と葬儀が行われていきます(した)。この講座を受けて、一つ一つの行事の意味、墓の存在意義、宗教と信仰の違いなど、これまで特に深く考えずに経験してきた物事に関してすごく理解が深まりました。最後には臨床宗教師なる資格が紹介されて、その存在にも驚くととも新たな興味も覚えました。
一方で、課題として提出する必要がある最終レポートの作成が結構苦しかったです。自分なりに課題を選び、それの解答を書きなさいというのがお題です。普段仕事でGMP教育の講師をしていて、どのように受講者に考えさせる確認試験にするかをよく考えます。今回逆の立場になり、いざ試験に解答する立場になると、意外と難しいものだなと…。作成する側の方が全然楽だと思いました。結局、墓地の造成と環境破壊という課題でレポートを書いたのですが、800字以上書かなければならないので、内容を膨らますので結構苦労しました。でも、こうやって少し自分の専門分野から離れたことについて作文することは、よい頭の体操になることも実感しました。いわゆる文系の講座も今後積極的に受けていこうと思います。