早慶レガッタ 伝統の一戦に思う

◆勝者と敗者がいて勝負ごとは成り立つ。

TVerで5月29日に放映されたバース・デーの「早慶レガッタ」が予想外に面白かったので、ブログにアップします。

まず見終えて、勝負ごとの残酷さというか厳しさを感じずにいられませんでした。特に2校の対抗戦のような場合は、どちらかが勝者、敗者になるわけで…。さらに年1回の開催だと、負けてリベンジするには来年まで待たなければならないわけで…。今回はコックスという舵取り役の学生にフォーカスを当てて番組を作成していましたが、このコックスは4年生なのでこの屈辱を早慶レガッタではもう晴らすことはできません。4年生になってようやくコックスの座をつかみ、最初で最後の早慶レガッタを戦ったわけですから、今どのように自分の気持ちに整理を付けているのか少し興味があります。よく言われることですが、早慶レガッタでは敗者になってしまったわけですが、人生の敗者になったわけではないので、前をしっかり向いて今後の人生を歩んで行って欲しいと思いました。

一方で、こういった伝統のある対抗戦を持っている早稲田と慶應をうらやましく思いました。自分は旧帝大出身なので、伝統自体はあります。でも、OBになってもその場に応援に行こうと思わせるようなスポーツの対抗戦はありませんでした(あくまで自分の記憶の範囲内です)。卒業から30年ちかく経って今はどうなっているかわからないのですが、野球やラグビー等の対抗戦がNHKで毎年当たり前のように放映されるというのはある意味すごいことですよね。伝統の一戦も今では色褪せ感もあるかもしれませんが、無ければないで寂しさも覚える。そんな季節の風物詩というかお祭りのような存在になっていることは、間違いと思います。