お疲れ様でした お義兄さん

◆シンプルな言葉が一番心に響く。

先週のことですが、自分の気持ちを少し整理したいと思いブログにアップすることにしました。7月下旬に義兄が急性の心筋梗塞で、72歳で他界しました。数年前からガンの闘病生活をしており、ここ数ヶ月は心肺停止で数回緊急入院した旨を母親経由で聞いていました。なので、来るべき時が来たかというのが第一報を聞いた時の感想でした。
義兄は正月に実家で顔を合わせるくらいの付き合いで、それほど親しい間柄ではありませんでした。ひと癖ある人でしたが、自分とは違う世界で生きてきた人だったので独特の世界観があり、話すのは嫌ではありませんでした。ただ上述の通りここ数年は病気がちということもあって、実家で顔を合わせてもソファーやベットで寝ていることが多々あり、ほとんど会話らしい会話はしていませんでした。
そんな中、先週告別式に参加し、棺桶の義兄に最後のお別れを言う時間がありました。何を自分が声に出したかはよく覚えていないのですが、棺桶の蓋を閉める時に姉が義兄に「お疲れ様でした」と言いました。この言葉を聞いた時、なぜか涙が出てきました。溢れそうになったので、堪えるのに大変でした。父親の葬儀では一切涙は出て来なかったので、不思議な気分にもなりました。
姉の一言は、長きに及んだ闘病生活に対してなのか、それともこれまでの人生に対してなのか…。色々あると思いますが、その色々な思いが込もった一言に自分の心が打たれたのかもしれません。
改めて、自分からも「お疲れ様でした」。