不道徳な経済学 読書の醍醐味思い出す

◆読書は自分の視点を変える。

巣篭もり生活の暇つぶしは、だいたい読書か動画鑑賞で過ごしています。そんな中定期購読しているトップポイントのワンポイントレビューに紹介されていた本です。タイトルにひかれて読みたくなり、いつもと異なり書店がコロナ禍で閉まっていて立ち読みもできなかったので、えいやでアマゾンで購入しました。当初はフォトリーディングで読了することを考えていましたが、いざ目次を見るとどれも読んでみたくなったので毎日の寝る前の読書タイムに読む本として読み進めることにしました。
超訳といういうものの、訳本によく感じる独特の読みにくさがありました。でも、今までの自分の視点が変わる内容がいくつか書いてあり買って正解でした。読む人の興味によってこの本から得られるものが違うと思いますが、自分は次の2項目が一番印象に残りました。

  • 最低賃金法を遵守しない経営者→実は最低賃金が失業をつくり出している
  • 幼い子どもをはたらかせる資本家→子どもから職を奪うことは、物乞い等のさらに劣悪な労働環境に子どもを導く

両方(最低賃金のアップ、児童労働の禁止)とも労働者の基本的人権を保護するものとして当然、という認識が自分の中にありました。なので、今回このような視点(捉え方)もあるのかと意表をつかれると同時に、読書の醍醐味を久しぶりに思い出させてくれた本になりました。