故人への感謝 

◆故人からは何等かの教えを乞うている。

今日は父親の四十九日に参加してきました。20年くらい前に父親が最寄りの駅近のところに墓地を購入したというので、見に行って以来の墓地訪問でした。当時と比べて随分と墓地も含めて周辺も整備されていて、別世界に来たような感じでした。葬式の時と同様、自分の中では父親に対してやり残し感は無く、こみ上げてくるものが無く涙はありませんでした。淡々と法要が終わるのを待っている感じで、こんな気持ちで本当にいいのか悪い… 正直自分でもわかりません。

一方で、お経を読み終えた住職さんが言っていたことは、とても心に残りました。故人(父親)からは色んなことを教えてもらっていて、そのことを故人には感謝し、その教えを後進に受け継いで行くことが大事である旨のお言葉でした。そこで、何を自分は父親から一番教わったのか考えました。

「真面目にコツコツと積み上げること」の大切さかなと… 父親の遺品を見て改めて思いましたが、とても几帳面な人でした。この血筋はしっかりと自分は受け継いでいるようで、だから今の自分があると思えてます。例えば、今やっている品質保証の仕事は本当にやりたかった仕事かと聞かれると疑問符は残りますが、積み重ねの結果で品質保証の責任者を務めるくらいのところまでにはなりました。故人への感謝を忘れず、今の仕事に向き合っていきます。