浅田真央はやっぱりスケートのプロだ

◆時間とお金をかけたものは自分の強みになる。

コロナ禍で巣籠り生活を始めるようになってから、毎週土曜日の息抜きというか習慣としてTBSのバースデー(17時)を見るようになりました。ほぼ毎回欠かさず見ていますが、昨日は浅田真央さんの近況についてでした。真央さん、30歳になっていたんですね。現在講演中のアイスショーを自分のスケート人生の集大成として取り組んでいるとのこと。15歳で全日本選手権のタイトルを獲得したころから、ずっとその活躍を見ている人だったので、アイスショーの座長としての言動や立ち振る舞いを映像で見た時、真央さんの人としての成長を感じずにいられませんでした。自分の思い描くアイスショーが自分の中に明確にあって、それを実現するために共演するスタッフには言葉を選びつつも妥協せずに伝える。その根底にはお金を払ってわざわざ見に来る観客のことが常にあって、観客の満足を得られないような気の抜けた演技は一切許さない。引退後に出演しているバラエティー番組の映像からは、全然想像できない姿がそこにはありました。ことスケートに関しては、やっぱり浅田真央はプロなんだなと。自分の青春?時代の全てをスケートに捧げたわけですから当然と言えば当然ですが、時間とお金をかけたものはきちんと自分の血肉になって残ることを再認識しました。
真央さんは現在、農業に興味を持っていて自給自足の生活を目指しているようですが、個人的にはスケートの指導者として戻ってきて欲しいとも思いました。アイスショーにかけるあれだけの真剣さや熱量があれば、指導者としても十分にやっていけそうな気がしました。