自分の傾き 自分の原点

◆自分の原点に気づき、受け入れることが大事。

先月から仕事の時間を利用して、社内メンターによる内省を受けています。きっかけは、7月下旬に会長との座談会に参加し、その主催部門からの内省募集です。先日の水曜日はその三回目で、初めて対面形式で行いました。その時のテーマが「自分の傾きを知る」でした。人は何らかの傾きを自分の中に持っていて、それがその人の行動の原点になっているという話です。
そこで自分の傾きを探求すべく、メンターに最初に質問されたのが、「思い浮かぶ一番古い体験は何か」でした。と言われて、すぐに思いつくわけでもなく、あれこれと質問をされる中で、たどり着いた体験は、小学6年の時の姉からの一言でした。暇をしていた自分に、これから叔母のところに行くから一緒に行かないかと母親に言われ、出かけようとしていました。それを脇で見ていた姉が「小学6年にもなって、お母さんと一緒に出かけするなんて恥ずかしい…」と発言。
この体験が自分にすごく影響していて、それ以来自分は「人は一人で強く生きていかないといけない」と決めたようです。
実はこの体験は、30代の前半に受けた民間の自己啓発セミナー中にも取り上げ、姉と実際に会話もしました。姉からは言ったかもしれないけど、そんな古いことを覚えていない!と一蹴され、あっけなく会話は終了。でも、それはそれで自分の引っ掛かりみたいなものを完了させる会話になったので、その日以降は、人にこの体験を話すことはありませんでした。
再びこのことをメンターに話して、改めて最近の自分も含めて、行動の原点になっていることに納得しました。コロナ禍で黙食することが徹底された時にどこかほっとしている自分、ランニングクラブの練習会でグループ走になると窮屈さを感じる自分、仕事ではグループリーダーになったものの苦しさの方が多く、楽しめていない自分などなど。人と群がるのは好きではなく、一人でいることを選ぶ傾向はここにあったのだと、再認識する時間になりました。